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2018-09

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4.やめろ思い出させるな!

今日はクリスマスですねー!!が、しかし。
夕べ皆でチキンやら寿司やらケーキやらを
たらふく食べて、もう何か終わったような気分(汗)
今なんか年賀状作ってるし…なんてこった…;「4.やめろ思い出させるな!」

トールが目を覚ますと、すぐ側で静かな寝息が聞こえた。

「……ん」

体を起こして視線を向けると、
弟がすやすやと眠っていた。

その寝顔はあどけなく、幼い頃の彼を思わせる。

余程疲れているのか、起きる気配はなかった。

トールはそっと指を伸ばすと、
白い頬を優しく撫でる。

「……ぅ…」

幾度も指先を往復させているうち、
ユーゴが身じろぎをした。

「んん…」

やがて、碧い瞳がゆっくりと開かれる。

何度か瞬きを繰り返した後、
気怠そうに身を起こした。

「ユーゴ…」

そんな弟にトールは優しく声をかける。

「!!」

すると、ユーゴが驚いたように目を見開いた。

「あ……」

今の状況を把握すると、
ばつが悪そうな表情を浮かべる。

そう。

兄弟は昨日、初めての夜を過ごしたのだった。

「ユーゴ、その…」

ためらいがちにトールが尋ねる。

「体は…大丈夫か?」

それを聞いたユーゴは一瞬、
首を傾げたが…

「……!!」

質問の意味を理解すると、
たちまち頬を上気させた。

「その…、痛くなかったか?」

初めてという事もあって、
トールの行為はかなりぎこちなかった。

同じく初めての相手を気遣い、
随分と加減したつもりだったが…

それでも、弟の体には負担だったに違いない。

「や、やめろ!!」

真っ赤になったユーゴが、トールに向かって枕を投げつける。

「!?うわっ…」

「思い出させるな…っ!!」

そう叫ぶと、弟は頭から毛布を被ってしまった。

「………」

思わぬ攻撃を受けたトールは呆気にとられる。

しばらく呆然としていたが、相手の心情を察すると
それもそうかと納得する。

どうやら、自分が思った以上に恥ずかしかったらしい。

無理もない。

兄の前で、あられもない姿を晒したのだから…

「ユーゴ…」

毛布に包まり篭城を決め込むその姿を、
トールはとても愛おしく感じたのだった。
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